クコの実 (ゴジベリー/ウルフベリー) ＜乾燥＞

クコの実はゴジベリーとも呼ばれる果実で、主に杏仁豆腐などのデザートに赤い実として添えられることが多いです。生でも食べられますが、独特の渋みがあるため、一般には乾燥させた状態で販売されています。乾燥クコの実はそのまま食べられますが、渋みが和らぎ、甘酸っぱい味わいが特徴です。

生のクコの実はジュースの原料や焼酎・ホワイトリカーに漬けて果実酒として楽しまれます。乾燥クコの実は中華料理や薬膳料理、スイーツなど幅広い料理に使用されます。使用時には乾燥のまま加える場合と、水で戻して柔らかくしてから使う場合があります。戻し方は簡単で、水に1時間程度浸すと半生の状態に戻ります。戻した実はスープやおかずのトッピング、サラダにも活用できます。

近年では、スムージーやヨーグルト、グラノーラに加えて日常的に摂取する方法も広がっており、手軽に料理や飲料に取り入れることが可能です。乾燥状態のまま長期保存できるため、常備食材としても便利で、季節を問わず楽しむことができます。

カロリーSlismの栄養素グラフからクコの実の栄養を分析すると、クコの実にはビタミンAが目安量に対して比較的高めに含まれており、ビタミン類の中では最も多く含まれています。ミネラル類については、特徴的に含まれる栄養素はありませんでした。比較的多く含まれているのはカリウム、リン、ナイアシンなどで、マグネシウム、鉄、亜鉛なども含まれています。ビタミン類では、ビタミンAに次いでビタミンE、ビタミンKなどが含まれています。その他の栄養素では、食物繊維は含まれていません。塩分は極めて少なく、ほとんど含まれていません。