うずら豆 (うずらまめ/うずら豆の煮物) ＜煮豆＞

うずら豆とは、いんげん豆の一種で、表皮の柄がウズラの卵の模様に似ていることから、うずら豆と呼ばれています。ウズラ豆の栽培品種は限られており、主な栽培地は北海道です。

うずら豆の収穫時期は、まだ乾燥していない秋と、豆が乾燥した冬の2つの時期に分かれます。莢ごと食べられるため、早い時期に少量だけ収穫することも可能です。乾燥したうずら豆を戻す場合は、豆に対して4～5倍の水またはお湯に浸して一定時間置きます。水分を吸った豆は、そのまま調理に使用できます。

うずら豆は甘煮、サラダ、スープ、煮込み料理などに幅広く活用され、家庭での調理のほか、缶詰としても販売されています。また、調理の際には、浸水時間を調整することで、食感や柔らかさを好みに合わせることができます。さらに、うずら豆は乾燥保存が可能で、長期保管後でも料理に使用できる点が便利です。栽培方法や収穫時期によって豆の色合いや風味に微妙な違いがあり、食材としてのバリエーションを楽しむこともできます。

カロリーSlismの栄養素グラフからうずら豆の栄養を分析すると、うずら豆はビタミン、ミネラルともに、一食あたりの目安量に対して特徴的に多く含まれる栄養素はありませんでした。ミネラル類では、リン、鉄、カリウム、マグネシウム、カルシウムなどが含まれています。ビタミン類では、葉酸、ナイアシンなどが含まれています。その他の栄養素では、食物繊維が目標量に対して少なめですが含まれています。塩分は極めて少なく、ほとんど含まれていません。