赤魚の塩焼き (赤魚焼き/アカウオの塩焼き/アラスカメヌケの塩焼き)

データの数値は、下処理を済ませた切り身一枚分の赤魚に塩をふって焼いた、シンプルなレシピの赤魚焼きのカロリーです。
赤魚（メヌキ）は、深海に生息するカサゴ目メバル科の魚で、淡白ながらも脂のりが良く、身がふっくらとしているのが特徴です。臭みや癖が少ないため、素材の味をそのまま楽しめる塩焼きでも十分に美味しく食べられます。
一方で、酒粕や塩麹に一晩～数日漬け込んでから焼くと、より深みのある味わいになります。また、皮目にパン粉をまぶしてオリーブオイルで焼くイタリアン風アレンジや、チーズやマヨネーズをトッピングした洋風の焼き魚も人気があります。これらのアレンジは香ばしさやコクが加わりますが、使用する調味料や油の分だけカロリーは高くなります。
フライパンで調理する場合は、焦げつかない加工が施されたクッキングシートを使用すると、油を引かずに焼けるためカロリーを抑えることができます。焼く際は皮目から焼き始めることで、パリッとした香ばしい食感が楽しめます。
下ごしらえでは、鱗（うろこ）を丁寧に取り除き、水分をしっかりふき取ってから焼くのがポイントです。皮目をこんがりと焼き上げることで、身の柔らかさと皮の香ばしさの対比が際立ちます。
赤魚の煮付けのような甘辛い味付けと比べると、赤魚焼きはあっさりとしており、白ご飯との相性が抜群です。赤魚にはたんぱく質が豊富に含まれており、脂質は比較的控えめですが、脂質中にはDHAやEPAといった不飽和脂肪酸が含まれています。これらは魚類に多く見られる栄養成分で、赤魚の旨味を生み出す要素のひとつとされています。