ライチ (レイシ/ライチー)

ライチは「レイシ」とも呼ばれる中国原産の果物で、独特の甘い香りとプリッとした食感が特徴です。（なお、「霊芝（れいし）」というきのことは別のものです。）
国内外で生産された生ライチも流通していますが、手軽に楽しめる冷凍ライチが一般的です。生のまま食べるほか、ジュースやスイーツ、果実酒などに加工され、さらにライチリキュールを使ったカクテルにも幅広く利用されています。果肉や果皮には栄養も含まれています。

ライチの香りは華やかさが特徴で、特にデザートやカクテルの素材として人気があります。香り成分には「リナロール」や「ネロール」といったテルペン類が含まれており、これらは香水にも利用される成分です。香りを生かすため、冷凍後に解凍して使用することも多くあります。

日本では主に沖縄県で栽培されていますが、生育には高温が必要なため収穫時期が限られています。国産ライチは輸入品に比べて流通量が少なく希少で、贈答用や特別な場面で重宝されています。産地ごとの品種や熟度により風味の差も楽しめます。

冷凍ライチは保存性に優れ、長期保存にも向いています。冷凍しても風味が損なわれにくく、果肉に多く含まれる水分のおかげで自然解凍後もみずみずしく美味しく味わうことができます。スムージーやアイス、デザートのトッピングにも適しています。

カロリーSlismの栄養素グラフからライチの栄養を分析すると、ライチはビタミンでは葉酸、ビタミンCが一食あたりの目安量に対して比較的高めの充足率で最も多く含まれていますが、50%を超える栄養素はありませんでした。ミネラルでは、カリウム、マグネシウムなどが含まれていますが、特徴的に含まれる栄養素はありませんでした。その他栄養素について、食物繊維は一食あたりの目標量に比べて少なめです。ライチは塩分（ナトリウム）の含有量がなく、コレステロールの含有量もありません。