葛切り (くずきり) ＜ゆで＞

葛切り（くずきり）は、水繊（すいせん）とも呼ばれ、くずでん粉（くず粉）を原料に作られる麺状の食品です。栄養成分値は「茹でた」状態で分析値に基づいて決定されています。

葛粉を水で溶かして加熱し、薄く容器に流し込んで固めたものを細長く切ったものがくず切りです。

市販のくず切りの多くは、馬鈴薯澱粉や甘藷澱粉を原材料としており、透明感があり、さっぱりとした食感が特徴です。わらび餅のように黒砂糖を使った蜜をかけて和菓子として楽しむほか、フルーツをトッピングしてデザートにしたり、乾燥させた葛切りは鍋の具材としても利用されます。
しらたきや黒蜜、二杯酢をかけて食べるトコロテンは低カロリーですが、葛切りはこれらに比べるとカロリーがやや高めです。

くず切りは、その透明で滑らかな食感から夏の涼菓としても親しまれています。暑い季節にさっぱりと食べられるため、和菓子の一種として人気があります。調理用の具材としては、水で戻してから使用することが多く、鍋料理や冷たいデザートの材料として活用されています。

家庭で作る場合は、葛粉の種類や水の量を調整することで、硬さや透明度を変えることが可能です。市販品は品質が安定しているため、手軽に利用できます。

くず切りは澱粉を主成分とした和菓子や料理の材料であり、糖質を含みカロリーは控えめですが、蜜やトッピングによってカロリーが変わるため、使用時には注意が必要です。