エンダイブ (キクヂシャ)

エンダイブは、サニーレタスのような見た目と食感を持ちますが、レタスの仲間ではなく、キク科に属しています。苦味があるため、サラダやスープにして食べることが一般的です。

東地中海沿岸を原産とする西洋野菜であるエンダイブは、日本国内では静岡県や長野県などで生産されています。エンダイブを使ったレシピでは、豚しゃぶと合わせた料理が人気です。

エンダイブの苦味は葉の外側に多く含まれているため、苦味が気になる場合は内側の葉を中心に使用するのがおすすめです。外葉と内葉で食感も異なるため、料理に合わせて使い分けができます。

エンダイブは、サラダだけでなくグラタンやキッシュの具材としても使われ、加熱すると苦味が和らぎます。火を通したエンダイブは、まろやかで風味豊かな味わいになるため、洋風料理によく合います。

また、エンダイブは保存する際、乾燥を防ぐためにぬれたペーパータオルで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保管するのが良い方法です。新鮮な状態を長持ちさせるため、この方法を活用すると良いです。

カロリーSlismの栄養素グラフからエンダイブの栄養を分析すると、エンダイブはビタミンK、葉酸、ビタミンA、マンガンなどが一食あたりの目安量を大きく上回って豊富に含まれているのが特徴です。特にビタミンでは、ビタミンK、葉酸、ビタミンAの充足率が100％を超えており、その他にもビタミンC、ビタミンE、ビタミンB2などが一食あたりの目安量に対して比較的高めに含まれています。ミネラルでは、マンガンの充足率が100％を超えており、その他にもカリウム、カルシウム、マグネシウムなどが一食あたりの目安量に対して比較的高めに含まれています。食物繊維は目安量に比べて少なめであり、塩分とコレステロールはどちらも目安量に比べて非常に少なめです。エンダイブは、ビタミンA、葉酸、ビタミンE、ビタミンC、カルシウム、鉄、亜鉛、マグネシウムなど、不足しやすい栄養素を補うのに非常に有効な食品です。