つまみ菜 (つまみな/雪白体菜)

つまみ菜とは、発芽して間もない大根やかぶなどの若い葉を小さいうちに収穫したものの総称です。
プランターや小さな容器でも育てやすく、農薬を使わずに栽培できるため、生のままサラダに利用できます。寒さに強く一年を通して育てやすい点も特徴です。
種を播いてから約1か月で草丈が5cmほどに伸びるため、その段階で間引くことが目安とされています。間引きは生長を促す管理として行われます。間引いたつまみ菜はサラダのほか、おひたしや炒めもの、味噌汁の具にも使えます。
つまみ菜にはビタミンやミネラルなどの栄養も含まれており、葉物野菜として料理に取り入れやすい素材です。家庭菜園では大根やかぶを大きく育てる前の副産物としても収穫され、無駄なく使える点も魅力です。

カロリーSlismの栄養素グラフからつまみ菜の栄養を分析すると、つまみ菜はビタミンK、ビタミンC、ビタミンA、鉄などが一食あたりの目安量に対して非常に多く含まれているのが特徴です。ビタミンでは、最も多く含まれるビタミンK、ビタミンC、ビタミンA、葉酸は目安量の100％を超えており、その他ビタミンE、パントテン酸、ビタミンB2などが比較的高めに含まれています。特に豊富なビタミンK、ビタミンC、ビタミンA、葉酸は、不足しがちなビタミンを補うのに有効です。ミネラルでは、最も多く含まれる鉄とカルシウムは目安量の100％を超えており、その他カリウム、マグネシウム、リンなどが比較的高めに含まれています。特に豊富な鉄、カルシウムは、不足しがちなミネラルを補うのに有効です。食物繊維は目安量に比べて少なめであり、塩分とコレステロールはどちらも目安量に比べて非常に少なめです。