茎にんにく (茎ニンニク/にんにくの芽)

茎にんにくとは、にんにくの花芽を早期に収穫したもので、収穫前に茎部分に栄養が蓄えられるよう、蕾から上を切り落として栽培されます。
茎にんにくは中華料理でよく使われ、炒め物などでその歯ごたえを楽しむレシピが一般的です。カロリーが低く、保存性の高い食材です。
茎にんにくはにんにくがトウ立ちする前に収穫される部分で、収穫時期を逃すと茎が硬くなり、食用には適さなくなります。旬の時期を逃さないように、収穫時期を確認しておくと良いです。

茎にんにくは炒め物に加えて、天ぷらや煮物にも適しています。特に天ぷらにすると、外はカリッと、中はシャキシャキとした食感が楽しめます。食感を生かす調理法として、茎にんにくは揚げ物の具材にも適しています。

茎にんにくは冷蔵保存が可能ですが、より長持ちさせたい場合には冷凍保存が便利です。小分けして冷凍することで、必要な分だけ取り出して使うことができ、調理の際の手間が減ります。冷凍しても風味が損なわれにくく、さまざまな料理に活用しやすい食材です。

茎にんにくを選ぶ際は、茎がまっすぐで張りがあるものが良品です。茎がしおれたり、曲がっているものは鮮度が落ちている可能性があるため、調理後も歯ごたえが残る新鮮なものを選ぶことをおすすめします。

カロリーSlismの栄養素グラフから茎にんにくの栄養を分析すると、ビタミンでは、ビタミンK、葉酸、ビタミンCなどが目安量に対し比較的高めに含まれています。ミネラルでは、特徴的に含まれる栄養素はありませんでした。その他の栄養素では、食物繊維の含有量が目安量に対して少なめです。