ぶり大根 (ブリ大根/鰤大根)

ブリ大根は、富山県をはじめとする地域で親しまれている郷土料理です。ブリ（鰤）の切り身やアラを大根と一緒に煮込んで作ります。

ブリ大根の作り方は、下茹でをしたブリのアラや切り身と大根を圧力鍋で煮込むのが一般的です。煮込む際には臭み消しのために生姜なども加えます。鍋としては土鍋や雪平鍋などを使用することもありますが、圧力鍋を使うと煮込み時間を短縮でき、大根やブリの身を柔らかく仕上げることができます。

大根はブリ大根に使う際には、真ん中より上の方、葉に近い部分を使用します。なぜなら、大根の根に近づくほど辛味が強くなるため、葉に近い首元の部分を使うとブリ大根の味がまろやかに仕上がります。

また、ブリの刺身を食べ切れなかった場合でも、リメイクしてブリ大根を作ることができます。その際は刺身を煮込みに利用することで、美味しさを引き出すことができます。

ブリ大根は日本料理の一つであり、旬の食材を活かした家庭料理としても定着しています。バランスの取れた食事の中で、ブリ大根を楽しんでみてください。

ぶりのアラを使う場合は、下処理が必要です。塩をふって10～15分程おき、熱湯を回しかけます。その後、流水で皮のぬめりや血合いを落とします。こうすることでアラの臭みが取れます。