つるむらさき (ツルムラサキ/木耳菜/潺菜)

つるむらさきは熱帯アジアが原産地で、つる性の一年生草本です。日本でも栽培されており、夏に出回ります。
つるむらさきは独特のぬめりと風味が特徴で、モロヘイヤとほうれん草を掛け合わせたような野菜です。収穫する際はツルの先端から約15～20cmの部分を切ります。
栄養価が高く、おひたしや炒め物が定番の食べ方ですが、つるむらさきを使ったグリーンスムージーといったレシピも人気です。

つるむらさきは夏の暑さに強く、冷涼な土地では育ちにくいですが、夏の強い日差しにも耐え、成長が早いのが特徴です。

つるむらさきは、葉が傷みやすいため、保存する際は湿らせたキッチンペーパーに包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存すると鮮度が保たれやすくなります。短期間で使い切ると良いでしょう。

つるむらさきは中華料理でも人気があり、さっと湯がいてからにんにくと一緒に炒めると風味が増します。味付けはシンプルに塩や醤油で仕上げると、つるむらさきの独特な風味を楽しめます。

カロリーSlismの栄養素グラフからつるむらさきの栄養を分析すると、つるむらさきはビタミンK、ビタミンA、葉酸、ビタミンCなどが一食あたりの目安量に対して非常に多く含まれているのが特徴です。ビタミンでは、最も多く含まれるビタミンK、ビタミンA、葉酸、ビタミンCは目安量の100％を超えており、その他ビタミンE、ビタミンB6、ナイアシンなどが比較的高めに含まれています。特に豊富なビタミンA、葉酸、ビタミンCは、不足しがちなビタミンを補うのに有効です。ミネラルでは、最も多く含まれるカルシウムは目安量の100％を超えており、その他マグネシウム、カリウム、リンなどが比較的高めに含まれています。特に豊富なカルシウムとマグネシウムは、不足しがちなミネラルを補うのに有効です。食物繊維は目安量に比べて少なめであり、塩分とコレステロールはどちらも目安量に比べて非常に少なめです。