青パパイヤ (パパイヤ/未熟パパイア)

青パパイヤ（青パパイア）とは、熟す前のパパイヤのことを指し、沖縄県やタイなどでは果物としてではなく野菜のように料理に利用されています。沖縄県以外の地域では新鮮な青パパイヤを入手するのは難しいですが、近年は通信販売を通じて沖縄産のものを購入できるようになり、家庭でも調理の幅が広がっています。
食べ方は多彩で、サラダや炒め物、酢の物、煮物などに使われています。沖縄の郷土料理である「シリシリ」にもよく利用されており、千切りにした青パパイヤを炒めて味付けすることで、独特の食感と風味を楽しめます。調理の際にはアクが強いため、短時間水にさらしてあく抜きをしてから使用するのが一般的です。ただし、水にさらしすぎると一部の栄養が失われることがあるため注意が必要です。

アレンジ方法としては、青パパイヤをサラダに用い、レモンやオリーブオイルを加えることでさっぱりとした風味に仕上がります。また、ナンプラーや唐辛子を加えてタイ風のサラダ「ソムタム」にするのも人気があります。炒め物では豚肉やにんじん、玉ねぎなどと組み合わせると食べ応えのある一品になります。さらに、青パパイヤをスムージーにするアレンジや、葉を茹でてサラダやスープに加える食べ方もあります。青パパイヤは、野菜感覚でさまざまな料理に活用できる食材です。

カロリーSlismの栄養素グラフから青パパイヤの栄養を分析すると、青パパイヤはビタミンC、葉酸、パントテン酸、カリウム、食物繊維などを非常に豊富に含んでいることが特徴です。特にビタミンでは、一食あたりの目安量に対してビタミンC、葉酸、パントテン酸などが豊富に含まれています。ミネラルでは、一食あたりの目安量に対してカリウム、マグネシウム、カルシウムなどが豊富に含まれています。その他の栄養素では、食物繊維が目安量を大きく上回り、非常に豊富ですが、塩分は少なめです。青パパイヤはビタミンC、葉酸、パントテン酸などが豊富であるため、不足しがちな栄養を補うのに有効な食品です。