タピオカ (タピオカパール/スターチボール) ＜乾燥＞

タピオカは、ラーメン１杯分の糖質やカロリーと比較されることが多いですが、含まれる三大栄養素の中で最も多いのは炭水化物です。タンパク質と脂質の量は極めて少なく、食物繊維は含まれていません。

タピオカ粉を水で溶いて加熱し、粒状にして乾燥させたタピオカパールを茹でると、モチモチ食感のタピオカになります。また、カラメルで色付けしたものは「ブラックパール（黒タピオカ）」と言います。茹でずに食べられる市販のシロップ漬けタピオカも人気で、タピオカ粉から作るわらび餅のレシピもあります。

乾燥タピオカの場合、沸騰したお湯で30分加熱し、蓋をして30分保温するとぷるぷるのタピオカになります。たくさん作って少量の砂糖を振りかけ、小分けにして冷凍保存も可能です。自宅で簡単にスイーツに添えたり、ミルクティに入れたり、さまざまな使い方ができます。

カロリーSlismの栄養素グラフからタピオカの栄養を分析すると、タピオカには特徴的に含まれるビタミンはありませんでした。ミネラル類もカルシウムや鉄、亜鉛などを含む多くの栄養素が目安量に対して極めて少なく、特徴的に含まれる栄養素はありませんでした。その他の栄養素では、食物繊維は目標量に対して極めて少なく、塩分やコレステロールは極めて少ない量です。タピオカは、含まれているほとんどの栄養素の量が極めて少ないため、特に含まれていないビタミンAやビタミンD、ビタミンEなどが不足しやすい栄養素です。これらは、卵や乳製品、魚介類、きのこ類、肉類、緑黄色野菜などを副菜として組み合わせることで、栄養バランスを大きく補うことができます。