水煮大豆 (ゆで大豆)

市販されている水煮大豆には、缶詰やパック入りのものがあり、豆サラダや豆カレー、スープ、煮物などさまざまな料理に使われます。

水煮大豆の保存期間は、乾燥大豆を茹でて調理した場合、冷蔵で約1週間程度が目安です。蒸し大豆や調理済みの水煮大豆は、冷蔵保存で約5～7日が一般的です。なお、開封後は品質が劣化しやすいため、できるだけ早く食べきることが推奨されています。食べきれない場合は、密閉容器やジップロックに入れて冷凍保存することで、1ヶ月程度保存可能です。

水煮大豆は加熱や蒸す工程で豆の皮が柔らかくなるため、料理によっては皮をむいて使うこともあります。皮を取り除くと、口当たりがより滑らかになり、スープやペースト状の料理に適しています。さらに、煮込み時間を調節することで、ホクホクした食感からしっとり柔らかな仕上がりまで幅広く楽しめるため、好みに合わせて調理法を工夫すると良いでしょう。

カロリーSlismの栄養素グラフから水煮大豆の栄養を分析すると、ビタミン類ではビタミンKが最も多く、次いでビタミンE、葉酸、ビタミンB2などが含まれていますが、ビタミン類において栄養的特徴があるほど含まれているものはありませんでした。ミネラル類では銅やマンガンが極めて多く、次いでマグネシウム、鉄などが豊富に含まれています。ビタミンC、ビタミンA、ビタミンDなどは特に少なめなので、これらを補える食材を合わせるのがよいでしょう。その他の栄養素については食物繊維が豊富ですが、塩分は目安量と比較して少なめです。