いくら (イクラ/イクラの塩漬け)

いくらのカロリーは、100gあたり272kcal。
いくらは産卵前の鮭の卵を塩漬けや醤油漬けにしたもの。卵巣膜から一粒一粒取り出し、バラバラにすることからバラ子とも呼ばれる。膜を破らずに塩漬けしたものが「筋子（すじこ）」。
少量でもカロリーが高いイクラは、ご飯にのせて食べるイクラ丼、ちらしずしや巻き寿司の具、いくら軍艦など鮨ネタにする等、主に生食するレシピが多い。温かい料理にイクラをトッピングするお茶漬けや雑炊も人気。
塩漬けイクラの作り方は、サケの卵巣膜を優しく破り、丁寧に一粒ずつ卵を取り出す。卵巣膜から取り出した卵は真水につけると表皮が硬くなるため、3～4%程度の食塩水の中に取り出すと柔らかくなる。プチプチとした硬めの歯ごたえを味わいたい場合は、真水を使うと良い。
水ではなく、65度くらいの湯を使うことで卵が程よい硬さになり取り出しやすくなる。お湯によって表皮が縮むため硬くなるのだが、イクラに火が通るほど熱い湯を使うと予想以上に歯応えが強くなり過ぎて生のイクラ本来の食感を損ね、イクラ造りが失敗する。弾力を失ったイクラは、元のように柔らかくならないため、調理方法や卵巣(生筋子)選びは気を付ける。イクラは冷凍保存が可能で味付け前・味付け後のどちらでも構わない。醤油漬けのイクラもある。