ツナ・ライト水煮 (ツナ・ライト/ライトミートツナ/ツナ缶詰/シーチキン) ＜液汁を含む＞

「フレーク・ライト」とは、「ライトミート」の一種で、主にキハダマグロやカツオを原料としたツナ缶詰のことを指します。試料としているものはキハダマグロが原料。これらの魚は、赤身魚に分類されますが、マグロ類の中では比較的脂肪分が少なく、色も淡めなため「ライトミート」と呼ばれています。なお、「チャンク」は塊状、「フレーク」は細かくほぐしたタイプを意味し、フレーク・ライトはほぐしたライトミートのツナということになります。

「ツナ・ライト水煮」は、油を加えず、水または塩水と一緒に加熱して缶詰にした製品です。このため、油漬けタイプのツナ缶と比べて脂質やカロリーが大幅に抑えられているのが特徴です。一般的に、ツナ水煮缶100gあたりのエネルギーは70kcalですが、ツナ・油漬けタイプになるとカロリーは上がります。そのため、サラダや和え物、スープなど、さっぱりとした料理に向いています。

ただし、水煮タイプでもマヨネーズやしょうゆなどと混ぜて使用する際は、調味料によってカロリーが大幅に上がることがあるため注意が必要です。特にマヨネーズは脂質が高いため、使用量を加減することが勧められます。

また、「水煮缶」と表記されていても、製品によっては一部に植物油などが加えられているタイプもあります。これは「油入り水煮」や「調味液入り水煮」とも呼ばれ、缶内の液体に一部油分が含まれているため、純粋な水煮と比較するとカロリーが高くなります。表示を確認し、「植物油」や「大豆油」といった記載がある場合は、完全なノンオイルではないことに留意しましょう。

なお、ツナ缶はそのままでも食べられる手軽さから非常に人気がありますが、選ぶ際には用途や栄養バランスに応じて、水煮・油漬け・油入り水煮などの違いを理解して使い分けることが大切です。