えのき (えのきたけ/エノキ)

えのきたけは、国内の生産量は非常に多く、主な産地としては長野県、新潟県、宮崎県が挙げられます。

もともとの野生のえのきたけは、傘が茶色くて短い柄を持つキノコですが、市販されている多くのえのきたけは瓶などで栽培された白くて細長い姿をしており、これは遮光栽培によって光を遮ることで色素の生成を抑えて育てられた結果です。シャキシャキとした食感が特徴で、味噌汁や鍋料理など、和食を中心としたさまざまな料理に活用されています。

えのきたけは加熱による火の通りが早く、調理時間が短くて済む点も利点の一つです。特に根元（いしづき）部分を厚めに切り、バター醤油とにんにくで香ばしく焼き上げるステーキ風のレシピも人気で、シンプルながら食べ応えのある一品として親しまれています。

カロリーSlismの栄養素グラフからえのきの栄養を分析すると、ビタミン類では、ナイアシンが最も多く含まれており、一食あたりの目安量を大きく上回る量が摂れます。次いで葉酸、パントテン酸などが一食あたりの目安量の比較的高めの割合を占めています。ミネラル類では、カリウムが最も多く含まれており、一食あたりの目安量の比較的高めの割合を占めています。次いでリン、鉄などが一食あたりの目安量の比較的高めの割合を占めています。その他の栄養素では、食物繊維総量が比較的多く、一食あたりの目安量に対して少なめですが、塩分は極めて少ないです。えのきは、ビタミンB群のナイアシンや葉酸など不足しやすい栄養素を多く含んでおり、食事全体の栄養バランスを補うのに有効です。