ベーコン (ばらベーコン)

ベーコンは、脂身の多い豚ばら肉を塩漬けにし、塩抜きの工程を経てから燻煙して作られる加工肉です。香ばしい風味と独特の食感が特徴で、さまざまな料理に利用されています。

含まれる栄養素としては、ナトリウム、リン、亜鉛、銅、ビタミンB1、ビタミンB12、ナイアシン、ビタミンC、ビタミンDなどがあり、ロースハムと比べるとたんぱく質の量はやや少なく、脂質は約3倍と多めです。さらに、葉酸やカルシウムは少ないため、他の食品から補う必要があります。例えば葉酸はほうれん草や海苔、乾燥パセリなどに、カルシウムは干しエビや小松菜、モロヘイヤなどに多く含まれています。
このように他の食材と組み合わせることで、栄養のバランスが取りやすくなります。

また、ベーコンはショルダーベーコンやロースベーコンなど種類によって特徴が異なります。一般的にベーコンはウインナーより脂質が多く高カロリーですが、ショルダーベーコンはロースハムより脂質が少なく、カロリーもやや低めです。種類ごとの違いを理解して使い分けると料理の幅が広がります。

ベーコンは、ジャーマンポテト、ミネストローネスープ、アスパラベーコンなどの料理によく用いられます。炒め物や煮込み料理に加えると旨味が引き立ち、パスタやピザの具材としても定番です。調理の際は、じっくりと加熱して余分な脂を落とすことで香ばしさが増し、カリッとした食感を楽しめます。また、厚切りベーコンはステーキ風に焼くなど、食べ方によってさまざまな味わいを堪能できます。

「ばらベーコン」は豚のばら肉を原料としたもので、成分値は分析値および四訂成分表の収載値に基づいて決定されています。