めんつゆ (ストレート麺つゆ)

めんつゆは、醤油をベースに、かつお節や昆布などの和風だし、みりん、砂糖などを加えて作られる調味料です。風味豊かなだしの旨味と甘辛い味つけが特徴で、蕎麦やうどんのつけ汁やかけつゆとしてはもちろん、煮物、丼物、炒め物、和風パスタ、雑炊、鍋料理など、和洋中を問わずさまざまな料理に活用できる万能調味料として重宝されています。

たとえば、親子丼やカツ丼などの丼料理では、めんつゆで具材を煮てから卵でとじることで、簡単に味が決まりやすくなります。その他にも、和風ドレッシングのベースにしたり、魚や肉の下味にも使えるため、家庭料理での汎用性が非常に高い調味料です。

市販のめんつゆには、「ストレートタイプ」と、使用前に水やだしで希釈する「濃縮タイプ」があります。濃縮タイプには主に2倍濃縮、3倍濃縮、4倍濃縮などがあり、用途に応じて薄めることでコストパフォーマンスも高くなります。たとえば、3倍濃縮のめんつゆをつけつゆに使う場合は、めんつゆ1に対して水を2加えると、適度な味わいになります。濃縮タイプは保存性が高く、冷蔵保存で長期間の使用が可能です。

また、カロリーについては、めんつゆ100gあたりのカロリーは44kcalで、同量の醤油よりやや低い傾向にあります。ただし、使用量や濃縮度、添加されている糖類の量によって差があるため、商品の栄養成分表示を確認することが大切です。

保存方法としては、未開封の場合は常温で保存可能ですが、開封後は冷蔵庫で保存し、できるだけ早めに使い切るのが望ましいです。とくにストレートタイプは水分量が多いため、開封後は風味が落ちやすく、数週間以内の使用が推奨されます。