キウイ (キウイフルーツ)

マタタビ科の果物であるキウイフルーツのカロリーは、1個（110g）の可食部94gあたり48kcal、可食部100gあたりでは51kcalです。キウイフルーツの果実は水分が多く、主成分は炭水化物で、たんぱく質や脂質は少なめです。炭水化物のうちおよそ8～9割は糖質として含まれています。

キウイフルーツにはビタミンC、ビタミンB6、ビタミンE、パントテン酸、葉酸、カリウム、マグネシウム、カルシウム、銅、鉄、セレンなど、さまざまな栄養素が含まれています。特にビタミンCの含有量が多く、果肉の色は緑色が一般的ですが、黄色の果肉を持つ品種はゴールドキウイと呼ばれます。酸味のあるさわやかな味わいが特徴で、スムージーやゼリーなどのデザートや加工品にも利用します。

キウイフルーツはマタタビ科の果樹で、分類上の和名はチュウゴクサルナシ、英名はChinese gooseberryです。現在では「キウイフルーツ（Kiwifruit）」または略して「キウイ」という名称が一般的に使われています。緑肉種はニュージーランドや日本国内で広く栽培されており、主要品種は「ヘイワード」です。成分値はニュージーランド産および国産果実の分析値をもとに決定しており、ビタミンKの数値は従来の推定値から実測値に改訂されています。

キウイフルーツを冷蔵庫で保存する際は、購入時に入っていたプラスチック容器やトレーを利用し、果実が重ならないように並べて保存します。このようにすると傷みにくく、食べるときに果肉の風味や食感を保ちながら楽しめます。また、未熟な果実は常温で追熟させ、柔らかくなったら冷蔵保存するとより良い状態で扱えます。