カレーパン (カレー揚げパン)

カレーパンは、小麦粉、イースト、砂糖、塩などを使ったパン生地に、カレー風味の具材を包んで揚げた惣菜パンです。具材には、牛肉、豚肉、鶏肉といった肉類や、たまねぎ、じゃがいも、にんじんなどの野菜が、具材をごろっと残した「ゴロゴロ進化系」など様々な形で使われることが一般的です。

カレーパンは、パン屋やコンビニエンスストアなどで幅広く販売されており、日本の食文化において国民食に近い存在として親しまれています。近年は「カレーパングランプリ」の開催やカレーパン専門店の増加など、その人気が高まっており、常に新しい商品が生み出されています。

カレーパンは、パン生地にパン粉をつけて油で揚げることが主流であるため、他のパンと比較して脂質が高く、カロリーも高めになる傾向があります。栄養成分としては、パン生地由来の炭水化物、具材の肉類からたんぱく質、そしてカレールウや揚げ油由来の脂質という三大栄養素に加え、具材の野菜やスパイスから食物繊維や鉄分、各種ビタミンなどが含まれています。

油で揚げる製法のため、カロリーが気になる場合は、油を使わずにオーブンで焼いた「焼きカレーパン」を選ぶか、自宅で調理する際に油で揚げずにオーブンやトースターで焼くことで、大幅にカロリーを抑えることができます。また、具材をレトルトカレーで代用するなど、手軽に楽しめる「簡単レシピ」も多数紹介されています。カレーパンは、一つで炭水化物、タンパク質、脂質を摂取できる手軽さがあり、またカレーのスパイスも含まれるため、朝食や昼食の主食として栄養バランスを意識しながら楽しむことができます。