食パン (パン/角パン)

食パンのカロリーは、枚数や厚さ、使用するトッピング（バターやジャムなど）、小麦粉の種類や配合によって変わります。プレーンタイプの食パンはフランスパンよりややカロリーが低く、コッペパンとほぼ同程度です。最近では全粒粉入りやライ麦入りなど、食物繊維を含む種類も増えており、風味や栄養バランスに違いがあります。

食パンは主に小麦粉、砂糖、塩、バター、イーストなどから作られます。小麦粉の種類によって風味や口当たりが変わり、国産小麦を使用したものはもちもちとした食感、外国産強力粉を使ったものは軽い食感に仕上がります。また、油脂を減らしたシンプルな製法の食パンは、焼き上がりの香ばしさを楽しめます。日本パン公正取引協議会の規定では、一斤の重さを「340g以上510g未満」と定めています。

市販の食パンはこの一斤を4枚から10枚にスライスして販売されており、枚数によって1枚あたりのカロリーが異なります。一般的に6枚切りは1枚約60g、8枚切りは約45g前後で、同じ厚さでもメーカーや水分量によって若干の差があります。厚切りの4枚切りは外はサクッと中はふんわりとした食感で、バタートーストやフレンチトーストに向いています。6枚切りはトーストにもサンドイッチにも使いやすく、最もポピュラーな厚さです。8枚切りは軽めの食事やおやつとしても人気があり、具材を挟んでも食べやすい薄さが特徴です。耳のあり・なしや焼き加減によっても風味が変わり、食べ方のバリエーションが広がります。

保存方法は非常に重要です。常温では乾燥やカビが発生しやすいため、購入後は早めに食べることが基本です。食べきれない場合は冷凍保存が適しており、1枚ずつラップに包んで密閉袋に入れると風味を保てます。食べるときは解凍せずにそのままトースターで焼くと、外はカリッと中はふんわりとした食感を楽しめます。保存温度や湿度を管理することで、食パン本来の風味を長く保つことができます。